創業者のプロフィール
岩崎利一(1925〜2011)
大正14年8月9日、埼玉県吹上町に生まれ育つ。
終戦後、村づくり運動(農村文化運動)に打ちこみ、安岡正篤師に私淑。
のち懇望されて教職を去り、地元の下忍村役場に奉職。
昭和30年、下忍村と吹上町の合併後は吹上町議会事務局長となり、町議会議員、同副議長を経て、議会というものの表裏をつぶさに体験した。
事務局長時代に会議録調製の専門会社の必要性を痛感したことから、株式会社会議録センターを起こした。
座右の銘は「随所に主と作る」。
仕事を通して社会に貢献しよう
会社は利益を上げなければ存続できませんが、それが第一の目的ではありません。利益は手段であり、目的は「事業を通して社会に貢献する」ことであります。
かつては「利潤を上げるため」を目的とした会社が多くありましたが、それでは社会が存在を認めなくなりました。あるいは歓迎される企業でなくなりました。存在を認められない企業は、たとえ現在、利益を上げていても、やがては衰退していくことは必定であります。
ただお金が取れればいい——という考え方であれば、多少のロスやミスは気易く見過ごしてしまいます。
仕事を通して社会に貢献する——このことを理解し、徹底すれば、より正確な、より能率的な、より綺麗な仕事をするため、一日一日の創意工夫が生まれてくるはずであります。
仕事を通して社会に貢献しましょう
志を立てよう
道元禅師のもとに参禅していたある弟子が、学べばなお道遠く、深く、迷った揚句、道元禅師に、自分は凡愚でものにならないのではないかと問うたところ、「大宋国の叢林には、一人の師のところに数千人の修行者がいるが、得道得法するのは一人か二人である。得道したその一人か二人の秘密は何かといえば、俊鋭の有無にかかわりなく「志」がある者とない者の差である」と答えました。「志」を固くして、一所懸命に参学すれば、得道できないことはない。できないのは、その「志」がないからだというのです。
自分の能力を啓発し、伸張する(参学)という切なる気持ちを、しっかり方向づければ(志を立てる)、高くとも射ることができ、深くとも釣ることができると言っています。 ただ、一刻一刻時は去り、日は過ぎます。去った時間は戻りません。この「世間無常」の念を捨てるなと教えています。
今年は、自分の能力を引き出し、伸ばす(自己啓発)という「志」をしっかり立て、お得意様に喜ばれる仕事をしましょう。